【今週のリケジョ】想像することを大切に、ガス機器の設置や配管を設計

西武ガス・山本かおりさん

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 「想像することを大事にしています」というのは西部ガスで設備設計を手がける山本かおりさん(32)。ガス機器の設置や配管を図面にする。顧客の希望を聞き、安全を確保しながら建物の使われ方や機器の周りで人がどう行動するかを思う。職場でも「みんなの仕事がうまくいくように」と考え、周囲に気を配る。

施工現場見て設計に生かす


 福岡県出身です。子どものころ、リフォームを取り上げるテレビ番組を夢中で見ていました。将来は建築に関わりたいと理系を選択。数学や物理は苦手でしたが工学部に行きたい一心で勉強しました。山口大学工学部に入り、都市計画学が専攻です。

 就職では建物を使える状態にする仕事にひかれ、いろいろな仕事ができる可能性に期待して西部ガスを選びました。私のグループは営業部門と施工部門の間の橋渡しをする役割。一番大事なことは、お客さまの希望をかなえることです。

 勉強のため、なるべく施工現場に行かせてもらっています。設計する物を具体的にイメージできるよう実物を見るためです。現場の方と話をして要望を聞くようにしています。

 図面で寸法が合っていても施工がしにくい場合があります。例えば、狭い場所ではガス管を配置する際にレンチなどの工具が使えるかどうかに配慮しなければいけません。システム機器の施工は周囲の建具や棚が関係することもあります。

 5歳と3歳の子どもがいて、話す時間は楽しく癒やされます。夫とはすべての育児情報を共有して協力しています。互いの仕事の納期に間に合うかも一緒に考えます。当社の支援制度は充実していて、今は短時間勤務です。それも種類があって、子どもの成長に合わせて変更できます。職場でもたくさん助けてもらって感謝しています。仕事も子育ても1人でしているわけではありません。(文・写真=西部・関広樹)
                   

日刊工業新聞2019年5月6日

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