防さびや補修、殺虫剤に!ドローン用スプレー缶を受託製造

東洋製缶など 噴射機構のデータも提供

 東洋製缶(東京都品川区)と東洋エアゾール工業(同品川区)は、飛行ロボット(ドローン)向けに噴射剤の受託開発製造事業を始めた。防さび剤や補修剤、殺虫剤などをスプレー缶に詰めて提供する。連携先にはドローンに搭載するための噴射機構の設計データを提供する。ドローンは重量制限が厳しい。スプレー缶を交換するだけで薬剤を変更できると手軽に施工できるようになる。

 スプレー缶をドローンに載せる噴射機構を開発した。スプレー缶を押し込む簡単な機構で噴射できる。ノズルを交換すると霧状に噴霧したり、ビーム状に噴射したりできる。現在は噴射機構を開発し、3Dプリンターで試作した段階。連携先にはCADデータを提供する方針だ。

 東洋製缶は薬剤の充填やスプレー缶の販売につなげる。二剤を缶の内部で別々に保管し、噴射と同時に混ぜて反応させることも可能。洗浄剤や補修剤、探傷剤などの充填を想定する。容量は100ミリ―300ミリリットルの缶がドローンで利用しやすいという。噴射時の反力の飛行安定性へ影響を含めて、社内の試験ドローンで評価した。

 無印缶は約3000本から、印刷缶は1万本程度からの受託製造を想定する。ドローンは重量制限が厳しく、ポンプやタンクを積むには有線給電式の大型ドローンが選ばれる。

 小型ドローンで細かな補修作業をする場合にはスプレー缶が向く。

日刊工業新聞2019年4月26日(ロボット)

  

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