「時間→英単語記憶数」「価格→労働時間」、単位を自分ごとに変換するフィルタ

明治大学が開発

 明治大学の渡辺恵太准教授と平井聖南学部生らは、金額や距離など、インターネットで表示される単位を自分の都合のいい単位に自動変換する技術「自分ごと化フィルタ」を開発した。電子商取引(EC)サイトの商品価格を自身の時給から労働時間に換算したり、移動距離を消費カロリーに変換したりできる。労働意欲を高めたり、消費を我慢したりと、モチベーションのコントロールに提案していく。

 「円」や「メートル」「分」などの単位を自動認識し、登録した換算式をもとにウェブページの表示を書き換える。勉強しないといけない場面では、電車での移動時間を覚えられる英単語数や本を読むページ数に変換して気持ちを高める。節約が必要な場面ではレジャーの価格などを残業時間に変換して心を落ちつける。変換はポジティブにもネガティブにも働く。

 ウェブブラウザーの「グーグル・クローム」の拡張機能として開発した。ネット上のほぼすべてのページに対して自動変換機能が使える。換算式は自身で登録する。スマートフォンで撮影した写真の中の単位を自動変換するアプリも開発した。システムの完成度を高め公開していく。

                  

日刊工業新聞2019年3月15日

  

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