20時以降の残業は禁止!

SMBC日興証券が8月末まで試行

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社員が毎朝退社時間を決め、机上に表示する
 SMBC日興証券は、社員のワークライフバランスの充実と業務効率の改善を目指し、夜間残業を原則禁止する取り組みを始めた。本社の人事・管理部門、企画部門の社員約1500人が対象。特別な要件がない限り、19時での退社を定め、20時以降の残業を禁止している。試行期間は8月末まで。今回の取り組みで得られたデータを横展開し、全社的な業務効率の改善につなげたい意向だ。

 社員が毎朝退社時間を決め、机上に表示する仕組み。退社時間を「見える化」することで、職場における早帰りしやすい雰囲気を醸成。労務管理や業務改善に関する上司とのコミュニケーションを促進する。

 残業が少なく働きやすい職場とすることで女性や高齢者の雇用促進を見込む。社員からは「残業が減ったことで家族と過ごす時間が増えた」と好意的な意見が出ている。

 業務効率を改善するため、会議のあり方についても改善を指導する。本当に必要な会議かどうかを精査し会議の頻度を少なくすることや、終了時間を厳守すること、同じ部署からの複数人員の参加を制限することなどを助言している。

 国内の営業社員については1日の労働時間を10時間以内とする取り決めを定めているが、内勤社員に関しては取り組みが行われていなかった。政府の「ゆう活」など、労働スタイル変革の動きに共感したこともあり、今回の動きにつながった。

日刊工業新聞8月12日付金融面

COMMENT

神崎明子
デジタルメディア局
編集委員

政府が提唱する「ゆう活」効果か、この夏は働き方改革の動きが広がっていることを実感する。重要なのは取り組みを通じて浮き彫りになる課題を業務改善や社内制度にどう反映させるかだ。

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