【今週のリケジョ】発電装置のパッケージ設計に注力

東京電機 三井梢さん

 東京電機で発電装置のパッケージ設計を行う技術グループ設計第3チームの三井梢さん(30)は、大学で生物学を学んでいた。全くの未経験分野に「初めは戸惑った」というが、今では社内でも頼られる存在だ。職場環境向上のため「第1種衛生管理者の資格を取得した」。そう語る横顔は頼もしい。

得意分野、仕事に生かしたい


 高校卒業後、米サンタモニカカレッジで生物学を中心とした基礎学問を学びました。帰国後、日本での学位取得を考えました。学費を考慮し、国立大学で海外からの単位変換ができるという条件で探し、筑波大学生命環境学群生物学類に編入しました。寄生菌を研究し、実験植物園で試料用の葉を100種類以上集めて菌を育てていました。

 就職活動では食品関係や園芸などでも内定を頂いていましたが、卒業論文に取り組むなか、体力面に限界を感じてしまいました。そうしたタイミングで東京電機を見つけました。車の運転が好きで、運転しやすく住み心地のいい、つくば市内で働きたいと考えてもいたので、ここで働くことを決めました。

 これまで機械系の勉強をしておらず、専門用語を覚えるのに悪戦苦闘。現場の人と細かく会話してエンジンの仕組みなどをたたき込みました。現在はオーダーメードの一点モノが中心です。コストを意識しながらお客さまと現場の意見の反映に努めています。海外出張では通訳も任されました。専門英語に苦労しましたが、楽しかったです。

 プライベートでは海外映画を鑑賞して英語を忘れないように心がけています。料理も好きで、研究で身につけたノウハウでヨーグルトなどの発酵食品をつくり、ストレス解消しています。そのうち、チーズ検定に挑戦したいです。自分の得意分野と仕事を結びつけられないかと考えています。

            

(文・写真=茨城・高橋沙世子)

日刊工業新聞2019年2月18日

  

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