クリップとフックでIoT、作業の終始を自動収集
ものレボ(京都市中京区)は、独自の小ロット生産管理ソフト拡販に向け、新しいIoT(モノのインターネット)対応アイテム「いきなりIoT」を開発し、セット提案を始めた。作業者の日報記録作業を減らし、月10時間の作業時間削減などが期待できる。工程作業の終始を自動収集し進捗(しんちょく)を常時把握。同ソフトで納期遅れなど警告し、中小部品加工業の生産改善を支援する。
セット導入初期費用は100万円(消費税抜き)。競合他社品比3分の1の安価としている。年70件の販売を目標とする。
作業進捗管理は従来、現場作業者がパソコンなどで入力した。新アイテムは作業指示書の内容をひも付けた無線タグ内蔵クリップを、紙の指示書と共に送受信機能を持つフックに引っかけるだけで作業開始時刻をソフト側に送信して記録する。外すと終了時刻を送り、次工程以降も同様の流れで記録する。
作業指示書を加工機近くに掲げて作業し、完了すると指示書と仕掛品を一緒に次工程へ送る現場は多い。こういった現場の日常にIoTをさりげなく付加できる生産管理手法で、100個程度の小ロット部品加工現場などに売り込む。進捗管理でネック工程把握や生産改善にも結びつけられるという。同社は2016年設立のベンチャー。
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見逃してはいけない「製造現場×デジタル」新潮流
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作業指示書を加工機近くに掲げて作業し、完了すると指示書と仕掛品を一緒に次工程へ送る現場は多い。こういった現場の日常にIoTをさりげなく付加できる生産管理手法で、100個程度の小ロット部品加工現場などに売り込む。進捗管理でネック工程把握や生産改善にも結びつけられるという。同社は2016年設立のベンチャー。
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日刊工業新聞2019年1月31日