孫さんに代わってペッパーが決算発表しました
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ソフトバンクグループが6日発表した2015年4―6月期連結決算(国際会計基準)は、当期利益が前年同期比2・8倍の2133億円だった。東南アジアのインターネット企業への投資評価益や、電子商取引(EC)サイト大手の中国アリババ・グループの持分法利益が寄与した。
売上高は国内通信事業が堅調だったのに加えて、子会社の米スプリントの携帯電話事業も改善した。孫正義社長は「スプリントの株式を売る気は全くない」と述べた。
国内通信事業は光回線サービスの販売も好調。光回線と携帯電話のセット販売を通じて、世帯単位での顧客獲得を狙う。通信子会社を統合しており、経営の効率化も進める。
苦戦が続くスプリントの業績にも回復の兆しが見えつつある。契約の純増数が改善しているのに加え、解約率も低下している。今後は通信品質の高いネットワークを確立して競争力を高める。
また16年4月の電力小売りの自由化に向けて、孫社長は「通信と電気は欠かせないインフラサービスで、セットで販売するには良い組み合わせだ。(サービス内容などを)鋭意詰めている」と前向きな姿勢を示した。
日刊工業新聞2015年08月07日1面