人手不足が追い風?『1日単位』の仕事紹介アプリがエリア拡大へ
19歳の社長が率いるWakrakとは?
Wakrak(ワクラク、東京都港区、谷口怜央社長、03・4405・1427)は、1日単位で仕事を紹介するスマートフォンアプリケーション(応用ソフト)サービス「ワクラク」の展開地域を拡大する。関東1都3県に加え、年内に大阪府や北海道、愛知県などの主要都市でサービス開始を目指す。
Wakrakのサービスは、登録企業が募集する仕事と、個人ユーザーをマッチングする。スマホの普及により、すぐ仕事を見つけられる手段ができ、多様な働き方を後押しする。
サービス開始から約1年で、登録店舗数は500店以上、登録ユーザー数は約4万人。登録企業の業種は飲食や物流、イベント運営、清掃など。募集した仕事へのマッチング率は9割以上と高い。同社は、給料の10%を紹介手数料として企業から受け取る。
登録ユーザーは、氏名や写真、生年月日、口座情報などをアプリに登録。時間や場所の条件の合う仕事に応募する。24時間前であれば、キャンセルできる。このため、「連絡なしで来ないドタキャンは少ない」(谷口社長)という。当日の仕事はページ上部に掲載し、他のユーザーの目に留まりやすくする。
将来は、資格や技能が必要な職種など、対応する職種の幅を広げたい考え。また、事業者側のレビューなどを蓄積しており、ユーザーに向いている仕事のおすすめなど、機能の拡充を検討する。
空前の人手不足を追い風に、“好きな時に仕事ができる”働き方を提案する。
谷口社長はワクラクを通じて「好きな時に働きたいというニーズを叶えたい」と話す。現在、短期バイト募集に応募しても、実際は長期間のアルバイトを求められたり、休みを取りにくかったり、アルバイトにまつわるトラブルは少なくないという。そこで、谷口社長らはワクラクのサービスを開発した。アルバイトを雇う企業側は長期間働いてほしいニーズがあるが、空前の人手不足を受けて「1日単位でも来てほしい」と姿勢が変化してきた。
1日単位のサービスだからといって、毎回違うアルバイトの人が来るというわけではない。「仕事を気に入って、同じところのアルバイトに応募する人は多い」(谷口社長)という。1日単位でいいという安心感が応募しやすくしているようだ。
最終的にワクラクが目指すのは、働き方の概念を変えることだ。すぐに次の仕事を見つけられる手段ができれば、「もっと自由に働けるのでは」(同)と期待する。現在19歳の谷口社長は、中学生時代に車イス生活を経験。周囲の冷たい目線を経験し、「社会の“負”の部分を解決したい」(同)と思ったという。そのために何ができるか考える中で、日本人の余裕のない働き方に着目。まず仕事の入り口であるアルバイトから自由な働き方の普及を目指す。
Wakrakのサービスは、登録企業が募集する仕事と、個人ユーザーをマッチングする。スマホの普及により、すぐ仕事を見つけられる手段ができ、多様な働き方を後押しする。
サービス開始から約1年で、登録店舗数は500店以上、登録ユーザー数は約4万人。登録企業の業種は飲食や物流、イベント運営、清掃など。募集した仕事へのマッチング率は9割以上と高い。同社は、給料の10%を紹介手数料として企業から受け取る。
登録ユーザーは、氏名や写真、生年月日、口座情報などをアプリに登録。時間や場所の条件の合う仕事に応募する。24時間前であれば、キャンセルできる。このため、「連絡なしで来ないドタキャンは少ない」(谷口社長)という。当日の仕事はページ上部に掲載し、他のユーザーの目に留まりやすくする。
将来は、資格や技能が必要な職種など、対応する職種の幅を広げたい考え。また、事業者側のレビューなどを蓄積しており、ユーザーに向いている仕事のおすすめなど、機能の拡充を検討する。
空前の人手不足を追い風に、“好きな時に仕事ができる”働き方を提案する。
19歳の社長が率いるWakrakとは?
谷口社長はワクラクを通じて「好きな時に働きたいというニーズを叶えたい」と話す。現在、短期バイト募集に応募しても、実際は長期間のアルバイトを求められたり、休みを取りにくかったり、アルバイトにまつわるトラブルは少なくないという。そこで、谷口社長らはワクラクのサービスを開発した。アルバイトを雇う企業側は長期間働いてほしいニーズがあるが、空前の人手不足を受けて「1日単位でも来てほしい」と姿勢が変化してきた。
1日単位のサービスだからといって、毎回違うアルバイトの人が来るというわけではない。「仕事を気に入って、同じところのアルバイトに応募する人は多い」(谷口社長)という。1日単位でいいという安心感が応募しやすくしているようだ。
最終的にワクラクが目指すのは、働き方の概念を変えることだ。すぐに次の仕事を見つけられる手段ができれば、「もっと自由に働けるのでは」(同)と期待する。現在19歳の谷口社長は、中学生時代に車イス生活を経験。周囲の冷たい目線を経験し、「社会の“負”の部分を解決したい」(同)と思ったという。そのために何ができるか考える中で、日本人の余裕のない働き方に着目。まず仕事の入り口であるアルバイトから自由な働き方の普及を目指す。
日刊工業新聞2019年2月5日掲載より加筆