限定発売でバカ売れしたデンソーのハンドクリームはその後どうなったか?

秋までに5万2000個追加生産 渥美事業企画担当部長「コンセプトは『デンソーからサプライズを発信する』」

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デンソーが商品化したハンドクリーム「モイーナ」
 自動車部品の世界大手メーカーであるデンソーのハンドクリーム「モイーナ」の評判がいい。2014年末に発売した限定1万5000個は売り切れ、追加販売を始めた。今秋までに5万2000個を追加生産する計画だ。新事業推進室の渥美欣也事業企画担当部長に開発のきっかけなどを聞いた。
 
 ―ハンドクリームを商品化したきっかけは。
 「新事業推進室では以前から微細藻類を培養研究している。目的は藻が生成するオイルを自動車用バイオ燃料にすること。ただ実用化はまだ先の話。新事業推進室として”何か別のこともしないと“という危機感があった。そんな中、培養する『ボトリオコッカス・ブラウニー』が生成するオイルの化学構造が保湿剤の『スクワラン』のそれと似ていることを見つけた。実際に保湿効果が高いことがわかり商品化を目指した」

 ―自動車部品メーカーのデンソーが化粧品とは驚きました。
 「コンセプトは『デンソーからサプライズを発信する』。社内でも当初は『なぜうちが化粧品をやらないといけないのか』など反対意見が多かった。女性社員に試作品をテストしてもらったり、時には反対している人の奥さまに使ってもらったりして良好な結果を示すことで流れが変わっていった」

 ―商品化でこだわったことは。
 「品質保証を徹底的にした。コンサルティングを入れ、大手化粧品メーカーがどう品質保証をしているか勉強し、それ以上の安全性試験を行った。私は普段ハンドクリームを使わないので、商品化では新事業推進室の女性陣の寄与が大きかった。デザインや香りは特に女性チームがこだわったところだ」
 (聞き手=伊藤研二)
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日刊工業新聞2015年08月07日 モノづくり面

COMMENT

明豊
デジタルメディア局
局長

デンソーというだけで効き目があるような気がする。技術力に対する信用力、ブランド力は大きい。BツBの企業がCを展開する好例。

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