富士フイルムHDが日本一○○が多い長崎にAI拠点

長崎県、長崎大と協業

 富士フイルムホールディングス(HD)は21日、長崎市に次世代人工知能(AI)技術開発拠点「ブレインズ九州」を3月1日に開くと発表した。長崎県、長崎大学と協業する。富士フイルムが持つ画像解析やAI技術と、長崎大が持つ土木工学や社会インフラ維持管理の知見を組み合わせ、社会インフラの点検に向けたAI技術を共同開発する。長崎県の協力で橋梁施設などで、開発したAI技術の実証実験も実施する。

 長崎県は国内で最も島の数が多く、それらを結ぶ橋を多く保有している。長崎大は2007年にインフラ長寿化センターを設立し、橋梁の維持・管理に関する研究を進めている。

 また同日、富士フイルムグループの富士フイルムソフトウエア(横浜市港北区)はブレインズ九州内に、20年4月にソフトウエア開発拠点を設けると発表した。グループで機能や人員を拡充し、研究開発から商品化まで対応する体制を整える。

 富士フイルムHDは18年に東京・丸の内にブレインズを設け、同社グループや外部の研究者の研究の場としている。

日刊工業新聞2019年1月22日掲載

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梶原洵子
編集局第二産業部
記者

AI研究の場としては、研究者が集まりやすい都心が人気ですが、実装は課題のある現場です。AIが小説を書くプロジェクトで有名な松原仁教授は、北海道で地方交通へのAI実装に取り組んでいます。日本は課題先進国なので、これから地方での事例は増えていくことが期待されます。

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