『3本目』の指の動きに注目!色々つかめるロボハンドの秘密

アダマンド並木精密宝石が初の協働ロボ用のロボハンド

 アダマンド並木精密宝石(東京都足立区、並木章二社長、03・3919・0101)は、協働ロボット用ロボハンドを開発した。3月から受注を始める。同社製小型サーボモーター8個で人の手に近いきめ細かな動作制御が可能。3本の指を器用に使い、コロッケなどの食品や実験用ガラス器具など多様な固さや形の物をしっかりつかむ。協働ロボメーカーなどに提案する。想定価格は消費税抜きで55万円。

 開発したロボットハンドは3本指のうち1本をつかんだ物の姿勢の調整などに使い、人と同じように多様な物をつかめるようにした。協働ロボットの導入が期待される、食品や創薬系の実験作業、製造業の組み付け作業など幅広い分野で利用できる。

 指の関節にギアとクラッチを一体化した円弧状の小型モーターを内蔵。本体重量は290グラムと軽量ながら100グラムまでの対象物に対応する。人や物と接触した場合はクラッチが衝撃を吸収しけがや破損を防ぐ。

 まずはデンソーウェーブ(愛知県阿久比町)の協働ロボ「COBOTTA(コボッタ)」に対応した。他メーカーの協働ロボにも装着できるようにしていく。

 アダマンド並木精密宝石は小型モーターや工業用宝石部品などが得意。ロボ分野ではシャープのロボ型携帯電話「ロボホン」に関節用モーターを納入する。協働ロボ用のロボハンドは今回が初めてとなる。

日刊工業新聞2019年1月18日掲載

梶原 洵子

梶原 洵子
01月18日
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ロボット担当デスクによると、「このロボハンドの3本目の指は、人間でいえば親指のような役割。ものをつかむ役割は同じだけど、他の2本とちょっと違う動きができることがポイント」とのことでした。動画では、3本目の動きの違いがよくわかります。

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