“鼻の長さ”16メートルで次世代新幹線は風と一体になる

ワクワク感が大きい「ALFA-X」

 風と一体になれる近未来の高速車両―。次世代新幹線の試験車両「ALFA―X(アルファ・エックス)」を川崎重工業兵庫工場(神戸市兵庫区)で公開したJR東日本。2030年度に予定する北海道新幹線・札幌延伸時に時速360キロメートルの営業運転を実現するため、各種技術の開発・検証に取り組む試験プラットフォームとして製造中だ。19年5月に完成予定で、以降は試験走行に着手する。

 公開されたのはALFA―Xの先頭車両で、ノーズ(鼻)部分の長さは約16メートル。新幹線先頭車両の形状は騒音や振動に大きく影響する。トンネル突入時に発生する音や揺れを抑えつつ、座席数の確保という両立を狙ったデザインにした。今後の試験走行で、高速走行の安全・安定性や静音性、乗り心地の快適性などを検証する。

 JR東日本の浅野浩二先端鉄道システム開発センター所長は「長期間の開発を行い、やっと形になったワクワク感が大きい。試験走行時にどんな性能を見せてくれるか楽しみ」と期待を込めた。

日刊工業新聞2018年12月13日

  

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