オムロン、FA機器工場に“匠ロボット"導入

 オムロンは工場自動化(FA)向け機器を生産する綾部工場(京都府綾部市)に、技能者(匠〈たくみ〉)の作業を代替するロボットや設備の異常を予知するシステムなどを導入した。同社製FA機器やソフトウエアによる現場改善活動の一環。同工場の生産性を2020年に16年比50%向上する施策と、顧客を招いて生産現場への同社製品導入効果を示す二つの狙いがある。

 生産ラインと出荷口間の搬送作業をロボット(写真)に任せた。4―5年経験した匠が担う微細ハンダ付け作業も自動化。匠と同等の速度で高精度に作業する。設備異常の予兆を監視し、担当者の勘や問題発生後だった保全作業を最適な時期にする仕組みも入れた。

 人手不足や生産高度化の要望から、FA機器の需要は増加傾向にある。オムロンは人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)も用い、現場データの収集と分析、予知保全もできるシステムを提案。顧客の生産現場の稼働停止を防ぐサービス事業に力を入れる。

日刊工業新聞2018年9月4日

  

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