IoTで農機が賢くなる!クボタが営農支援サービスに農機予防保全メニュー追加へ

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 クボタは情報通信技術(ICT)を活用して農業機械の大きな故障を未然に防ぐ「予防保全」サービスを国内で始めた。ユーザーと契約し、同社製農機の稼働状況をクボタと販売会社が把握。損耗の大きい部品の交換を提案して大きな故障発生のリスクを抑える。故障修理にかかる時間の短縮にもつなげる。

 同社は独自の営農支援サービス「クボタスマートアグリシステム(KSAS)」のメニューに、予防保全を追加した。まず、クボタグループの販社15社限定で取り組み、今後各地の地域農業協同組合(JAグループ)との協力も模索する。KSASの契約ユーザーは800件強。

 KSAS対応の農機に搭載した各種センサーから、クボタ側が通信を介して位置情報や機械稼働情報をほぼリアルタイムで受け取る。受けた情報から機械1台ごとの稼働状況を可視化し、販社のサービススタッフが的確なメンテナンス情報をユーザーに提案、故障による作業中断を未然に防ぐ。

 修理の対応依頼を受けた際にも、交換部品や修理内容を出動前に確認して修理作業を迅速化する。

 国内農機メーカー各社は国内の農業形態の変化に応じ農機とICTを融合した営農支援サービスを近年本格化している。予防保全はヤンマーが先行実施している。

日刊工業新聞2015年7月28日付機械面

COMMENT

清水信彦
福山支局
支局長

 KSASのこれまでのメニューにどんなモノがあるのか、この記事からはわからないので知りたいと思いました。  もう一つ思ったのが、日本の農業機械は、田植えなら田植え、耕すなら耕すと、その時期だけに使われてあとは納屋の中で休んでいるというイメージがあるということ。  工場の生産設備とはだいぶ稼働状況、使われ方が違っていそうなので、「予防保全」と一言で言ってもどれだけ、あるいはどんなニーズがあるのだろうと思いました。

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