工作機械受注が初の1.8兆円へ、活況のワケは?

2018年見通しは前年比12.4%増

 日本工作機械工業会(日工会)は26日、2018年の工作機械受注高見通しを前年比12・4%増の1兆8500億円(年初予想は1兆7000億円)に上方修正した。1兆8000億円台に達するのは1958年の統計開始以来初めて。約1兆6455億円だった17年から2年連続で過去最高を記録する。日米中欧の世界の主要市場がそろって好調で、年内は貿易摩擦の余波を受けながらも好環境が続くと予想する。

 修正予想は内需が7800億円、外需が1兆700億円。内需はバブル経済後期の91年に次ぐ過去4番目の高水準になる。

 飯村幸生日工会会長(東芝機械会長)は都内で開いた会見で、米中・日米の貿易摩擦の影響を問われ「(工作機械の市場は)大崩れすることはないだろう」との見通しを語った。ただ、貿易摩擦が企業のサプライチェーンに影響し「全世界の景気が下降局面になった場合、需要低下は十分ありえる」と懸念を示した。

 中国受注はスマートフォン向けの大口受注の縮小と、米中貿易摩擦による設備投資意欲の衰えなどにより、8月まで減少が6カ月続いている。

日刊工業新聞2018年9月27日

  

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