ICTが変える化学品工場
デンカ、異常予兆診断システムを導入
デンカは千葉工場(千葉県市原市)のスチレンモノマープラントに異常予兆診断システムを導入した。プラント内の温度や圧力などに関して、センサーで把握したリアルタイムのデータと、過去の正常時のデータを照らし合わせることで、異常の早期検知を目指す。同社は工場のICT(情報通信技術)導入を進める方針で、ビッグデータ(大量データ)やIoT(モノのインターネット)などを活用し生産性向上につなげる。
日立ハイテクソリューションズ(東京都中央区)の予兆診断システム「BD―CUBE」を採用した。機器の故障やプロセスの異常について、微小な変化を捉え、重大な事象に発展する前に対策を取ることで、安全性を確保する狙いだ。
千葉工場のスチレンモノマープラントは通常2年周期の定期修理を4年周期にする計画を進めている。軽微な異常を把握し、こまめに対策できる体制を整えることで、稼働率向上を目指す。
現在は検知条件などを調整しており、1年以内の本格稼働を見込む。これまでは熟練のオペレーターらや警報による監視に頼っていた。
デンカは2022年度までの中期経営計画で、生産プロセス改革を掲げている。ビッグデータやIoTなどを活用することで、業務の標準化や生産性向上を図り、高度な操業を実現する考え。
日立ハイテクソリューションズ(東京都中央区)の予兆診断システム「BD―CUBE」を採用した。機器の故障やプロセスの異常について、微小な変化を捉え、重大な事象に発展する前に対策を取ることで、安全性を確保する狙いだ。
千葉工場のスチレンモノマープラントは通常2年周期の定期修理を4年周期にする計画を進めている。軽微な異常を把握し、こまめに対策できる体制を整えることで、稼働率向上を目指す。
現在は検知条件などを調整しており、1年以内の本格稼働を見込む。これまでは熟練のオペレーターらや警報による監視に頼っていた。
デンカは2022年度までの中期経営計画で、生産プロセス改革を掲げている。ビッグデータやIoTなどを活用することで、業務の標準化や生産性向上を図り、高度な操業を実現する考え。
日刊工業新聞 2018年10月8日