石こうボードを持ち上げて壁にビス止めするヒト型ロボット《動画あり》

産総研が開発

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石こうボードを運ぶHRP-5P
 産業技術総合研究所ヒューマノイド研究グループの金子健二上級主任研究員らは、人間の重労働の代替を目指したヒト型ロボット「HRP―5P」を開発した。建築現場などで重さが11キログラムある石こうボードを持ち上げて壁にビスで固定する作業を自律的に行う。ビルや住宅の施工、航空機や船舶などの組み立て作業の自動化を目指す。

HRP―5Pの身長は182センチメートルで体重101キログラム。全身に37の自由度をもつ。高出力モーターを採用し、駆動機構を強制的に冷却する。これにより前機種に比べ関節トルクと速度が、ともに2倍に向上した。

 頭部の複合センサーで周囲を計測し3次元地図を作製する。カメラ映像の物体認識も可能。シミュレーション上で動作やソフトの不具合を監視する。

 重労働の例として住宅工事での石こうボードや合板の施工を自動化した。180センチ×90センチメートルのボードを1枚ずつ運んで、壁に立てかけ、工具を認識して持ち、ボードにビス留めする。

日刊工業新聞2018年9月28日

COMMENT

明豊
執行役員デジタルメディア局長 DX担当

HRP―5Pをロボット研究の標準機体として提案し、産学連携を通してヒト型ロボの実用化を目指すそうです。

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