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1日たった4分の肉体改造法、じわり浸透

立命館大教授考案の「タバタ式トレーニング」とは?
1日たった4分の肉体改造法、じわり浸透

1980年代からトレーニング法の開発を続ける田畑教授

 立命館大学スポーツ健康科学部の田畑泉教授が科学的にメカニズムを追究したトレーニング法「タバタトレーニング」が流行の兆しをみせている。これはもともとスピードスケート選手の体力向上を目的に作り上げたインターバルトレーニングの一種。強度の高い運動20秒と休息10秒を1セットとして、8セット計4分間実施する。

 田畑教授は1980年代からトレーニング法の開発を続けており「水泳などでオリンピックに出場できるレベルの選手がトレーニングに取り入れている」と話す。現在、「タバタ」というと英国や米国では、トレーニング法の一つとして理解されるという。

 最近では健康雑誌の「15年の健康トレンド予測」で紹介され、国内で注目度もじわじわと高まりつつある。田畑教授は「究極の科学的肉体改造メソッド タバタ式トレーニング」(扶桑社刊)を7月に出版した。健康志向の高まりや“減量ブーム”を受けタバタ式も飛躍の時―。
日刊工業新聞2015年07月21日 ヘルスケア
斉藤陽一
斉藤陽一 Saito Yoichi 編集局第一産業部 デスク
立命館大HPの田畑教授の紹介コーナーによると、記事中に出てくる「強度の高い運動」とは「続けて行えば50秒程度で疲労困憊に至るような強度の運動」とのことです。

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