「業務スーパー」神戸物産が直輸入食品専門店を展開―「カルディ」を追撃?

1年程度をかけて50店体制を構築

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ガレオンの店頭
 神戸物産は新業態店の直輸入食品専門店「ガレオン」の多店舗展開に乗り出す。現在2店あるが、今秋までに輸入雑貨なども扱うライフスタイルストア型のフランチャイズパッケージを構築して出店を加速化し、秋以降1年程度をかけて50店体制を築く。神戸物産では主力の「業務スーパー」が好調だが、今後の事業の柱として新業態を確立。業務スーパーとは違う若年層などの新たな客層を取り込む。

 ガレオンは2014年に神戸に1号店、15年に大阪に2店目を開設した。業務スーパーと違い30代の顧客が多く、売り上げも順調に推移している。
 このほど運営ノウハウが充分に蓄積できたと判断し、秋までにフランチャイズ運営のパッケージを確立して多店化を始めることにした。

 神戸の1号店は約100平方メートル、大阪の2号店は約260平方メートル規模だが、今後は直輸入食品を中心として輸入雑貨なども扱うライフスタイル提案型店舗のコンセプトを明確化していく。出店もショッピングモールや駅ビルなどを想定している。
 既存店ではオリジナルの入れ立てコーヒーなども販売しているほか、2号店では菓子の詰め放題、さらに樽生ワインなども販売している。1年程度をかけて50店体制を構築するのと並行して商品ロットをまとめるなどスケールメリットを追求する。

 神戸物産は個人客も対象にした「業務スーパー」を全国に展開している。取り扱い商品の相当数において、生産から販売までを手がける食品の製造小売業(SPA)であり、輸入食材の取り扱いも多い。ただ、業務スーパーの顧客は中高年の割合が多く、今後ガレオンを通じ若年層を開拓する。

 輸入食品のライフスタイル型店ではキャメル珈琲が運営する「カルディコーヒーファーム」が有名。神戸物産は「業務スーパー」の展開で蓄積した輸入食材の調達ノウハウを活用し、カルディを追撃していく格好だ。

2015年07月15日 建設・エネルギー・生活2に加筆

COMMENT

 神戸物産は食のSPA(製造小売業)を標榜しています。 農場はもちろんのこと、牧場、漁船まで自社保有して食材を調達、製造も自社工場での商品を増やしています。輸入食材も多く、この業務スーパーで構築した調達ルートやノウハウを活用していく格好になります。

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