熱中症から作業員守れ!大林組、「暑さ指数」で管理
「暑さ指数ウォッチャー」を開発
熱中症を防げ―。大林組は建設現場で働く作業員の熱中症予防対策用のシステム「暑さ指数ウォッチャー」を開発した。建設現場内の複数箇所の「暑さ指数(WBGT)」を連続測定し、工事事務所で情報を一元管理できる。現在建設現場で実証試験中で、2015年度中に実用化する。
新システムは着衣状況や作業強度などに応じた暑さ指数を自動設定できる。作業環境が厳しいと判断すれば、三色回転灯やメールで危険を通知する。ルーター内蔵型の簡易黒球センサーの採用や演算回路と記憶装置の省略化で計測部のコンパクト化を実現した。
建設業は熱中症災害の発生率が高く、建設現場では夏季に熱中症が急増する。
現場でのICT導入はこれまで、作業効率向上に主眼が置かれていたが「安全分野にも広げていきたい」(大林組)と早期導入を目指す。
新システムは着衣状況や作業強度などに応じた暑さ指数を自動設定できる。作業環境が厳しいと判断すれば、三色回転灯やメールで危険を通知する。ルーター内蔵型の簡易黒球センサーの採用や演算回路と記憶装置の省略化で計測部のコンパクト化を実現した。
建設業は熱中症災害の発生率が高く、建設現場では夏季に熱中症が急増する。
現場でのICT導入はこれまで、作業効率向上に主眼が置かれていたが「安全分野にも広げていきたい」(大林組)と早期導入を目指す。
日刊工業新聞2015年07月17日建設・エネルギー・生活面