【動画あり】障がい者スポーツ「ボッチャ」のボール投げロボ
首都大学東京が開発
首都大学東京の武居直行准教授らは、障がい者スポーツ「ボッチャ」のボールを代わりに投げるボッチャロボットを開発した。単腕を振るようにボールを投げ、滞空距離や転がし距離をコントロールできる。ボールの不均一性などによって距離がバラつくため、ゲーム性を壊さない。障がい者と健常者が一緒にボッチャを楽しむために提案。8月下旬に実際にプレーしてゲーム性を検証する。
ボッチャは各チームがボールを投げて目標球に近づけることを競う。相手のボールを弾いたり、目標球に寄せて弾かれにくくするなど駆け引きが重要になる。障がいの重度によってスロープ状の道具を使ったり支援者が介助したりする。
開発したロボットは1本のアームを振りボッチャボールを投げる。アームを振る際の遠心力によってボールを持つ爪から離れ、ボールが投げ出される。ボールが空中を飛ぶ滞空距離を0―9メートル、転がし距離を3―30メートルの範囲で制御できる。
ボッチャのボールは約275グラムで、12グラム程度の誤差があり投球軌道に不確かさが残ってロボットでも同じ投球ができない。ボールの位置取りなどの駆け引きが残り、投球軌道も完璧ではないためゲーム性が壊れにくい。
重度の障がい者であってもロボットを使うと空中を飛ぶ軌道で投球できるため、健常者とフェアな条件で対戦できるという。障がい者スポーツへの理解や普及促進のツールとして提案していく。
ボッチャは各チームがボールを投げて目標球に近づけることを競う。相手のボールを弾いたり、目標球に寄せて弾かれにくくするなど駆け引きが重要になる。障がいの重度によってスロープ状の道具を使ったり支援者が介助したりする。
開発したロボットは1本のアームを振りボッチャボールを投げる。アームを振る際の遠心力によってボールを持つ爪から離れ、ボールが投げ出される。ボールが空中を飛ぶ滞空距離を0―9メートル、転がし距離を3―30メートルの範囲で制御できる。
ボッチャのボールは約275グラムで、12グラム程度の誤差があり投球軌道に不確かさが残ってロボットでも同じ投球ができない。ボールの位置取りなどの駆け引きが残り、投球軌道も完璧ではないためゲーム性が壊れにくい。
重度の障がい者であってもロボットを使うと空中を飛ぶ軌道で投球できるため、健常者とフェアな条件で対戦できるという。障がい者スポーツへの理解や普及促進のツールとして提案していく。
日刊工業新聞2018年7月18日