曲がる基板でLPWAアンテナ

メイコーテクノなどがIoT向け開発

 メイコーテクノ(神奈川県大和市、名屋俊雄社長)とコレッド(横浜市都筑区、中里智章社長)は、曲がるプリント基板を用いたアンテナを共同開発し、今秋に量産に乗り出す。アンテナなどの各種部品を基板に一体化し、基板を曲げてアンテナ部分をほぼ垂直に立てることができる。基板を多機能化したため、IoT(モノのインターネット)向けの端末などに使えば部材を減らし低コスト化につながる。

 プリント基板は、左右から交互に隙間を入れることで曲げられるようにしている。同基板上にアンテナやコネクターを一体化した。棒状のアンテナ部品を縦に設置する主流のロッドアンテナと比べ部品構成を減らせるため、最大でコスト半減を見込める。

 従来も他のメーカー製で基板一体型のパターンアンテナは存在したが、アンテナ部分が基板に水平になるため電波を効率的に送受信できなかった。同製品はアンテナ部分を曲げて立てることができるため、ロッドアンテナとパターンアンテナ両方の利点を持つ。

 周波数帯によりアンテナの長さは変わるが、基板の長さを変えることで各国で使用する周波数帯に対応できる。海外への販売も計画中だ。

 アンテナは広域で長距離の通信が可能となる無線通信規格「LPWA」の一種「LoRa(ローラ)」を採用した。中小製造業のIoT需要が高まる中、工場の設備や生産機械などに簡単につなげられる点を売り込み、「IoT導入の入り口を下げたい」(中里社長)としている。

明 豊

明 豊
07月13日
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現在は実証実験なども実施。今後は人手不足の対応でセンサーなどの導入が見込まれる農場や食品管理といった分野にも活用を提案していくという。

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