国内唯一、ラグビー専用ホイッスルが人気

夢はW杯出場!

 現在、国内で唯一、ラグビー用ホイッスルを製造しているのが小柴製作所(埼玉県ふじみ野市、小柴四郎社長、049・264・4316)。2017年9月の発売以降、関係者の間でじわじわと人気が高まっている。地元産のホイッスルを使おうと埼玉を中心に口コミで広まり、協会関係者にも話がつながった。同社の小柴一樹氏は「20数人いるレフェリーのうち6人くらいに使っていただいている」と話す。

 同社は楽器部品の金属加工が主力。納入先の工場移転などもあり、新規事業を考えていた頃、子どもたちにラグビーを教えている社員が、その仲間に提案されたのを機に2年前、開発を始めた。

 当初は目標となる音が分からず、苦労したが、「外国製は音こそ大きいものの、息を強く吹き込む必要がある」(一樹氏)ことから、やや弱い力でも芯のある強い音が出るよう目標を設定。空気の出入り口の調整を重ねたほか、「金属の厚みを増すとパワーが出る。強い力を開放するには比重を大きくする」(同)という楽器のノウハウを活用。本体の両側を重くしてラグビー独特の重厚な音色を出すことに成功した。

 価格(消費税抜き)は通常品が4800円で、角を丸めた高級品は7500円。すでに約600個が売れ、消防署や体育教師からも問い合わせがあったそうだ。19年はラグビーワールドカップ日本開催が控えており、その試合で吹かれることを目指している。

日刊工業新聞2018年7月3日

梶原 洵子

梶原 洵子
07月05日
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ラグビー独特の重厚な音色はどんなものでしょうか?

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