セブン銀・新社長が語るATMの可能性、シェアビジネスにも

舟竹泰昭セブン銀行社長インタビュー

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舟竹泰昭氏
 《旧日本長期信用銀行の経営破たんから再生への道のりまでを経験。セブン銀行ではリテール営業や企画など幅広く担当した》

 「長銀が新生銀行に行名変更した後、リテールのあり方を考えるチームでインド人の上司と出会い、顧客志向とは何かを真剣に考えさせられた。これが今も役立っている」

 《本業の現金自動預払機(ATM)事業を強くし、決済口座や海外を含む事業の多角化を推進する3カ年の中期経営計画の2年目での登板。計画を遂行する中で特に期待をかけるのがATM事業だ》

 「メガバンクに合理化の動きがみられるが、当行はATMの専業者として一定の役割が担える。また、デジタル決済やシェアリングエコノミーの担い手から2万4000台超の当行のATMを活用したいとの声がある。プラットフォームとなり、彼らと一緒に新たなサービスを考えたい」

 《二子石謙輔前社長と共に考えた現中計の方針を具体化し加速する一方で次期中計も念頭に動き始めている》

 「実空間での現金受け渡しは残ると考えており、ATM事業での新サービスを引き続き考えたい。また、外国人向けの海外送金サービスをベースに在住外国人向けの金融サービスも考えられる。さらに購買情報と金融情報を組み合わせて、当行ならではの金融商品サービスを提供したい」

 《運動が好きで週末はホットヨガや水泳で汗をかく。「困難な時に逃げずに立ち向かう」がモットー。「真正面から向き合うことで人生は切り開ける」とか》
(文=山谷逸平)
【略歴】ふなたけ・やすあき 80年(昭55)東大経卒、同年日本長期信用銀行(現新生銀行)入行。01年アイワイバンク銀行(現セブン銀行)入社、06年執行役員、08年取締役執行役員、10年取締役常務執行役員、13年取締役専務執行役員、16年副社長。富山県出身、61歳。6月19日就任。

日刊工業新聞2018年6月28日

COMMENT

梶原洵子
編集局第二産業部
記者

現金を全然使わない人もいるようですが、世代によっては現金のほうがなじみます。

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