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三菱地所が警備ロボを後押し

オフィスビルなどで実証
三菱地所が警備ロボを後押し

シークセンスの警備ロボット「SQ2」

三菱地所は、自律移動型ロボットを開発するSEQSENSE(シークセンス、東京都渋谷区、中村壮一郎最高経営責任者〈CEO〉、044・819・4403)に出資した。シークセンスの第三者割当増資を引き受けた。出資額は約5億円。自律移動型ロボットの実用化に必要な実証実験の場を提供し、早期開発を促す。

シークセンスは、明治大学理工学部の黒田洋司教授らが2016年10月に設立。独自のレーザースキャナーや各種センサー、人工知能(AI)を用いて周囲の環境を即時に把握する、施設内の警備・巡回用の自律移動型ロボットを開発している。今後は三菱地所が管理・運営するオフィスビルや商業施設などへの導入を見据える。外部販売も視野に入れながら開発を進める。

三菱地所は自社施設を提供しAIやIoT(モノのインターネット)技術の実証実験に取り組む。18年からは人手不足を意識した清掃・警備用ロボットの導入検証も始めた。

SEQSENSEホームページ
(2018年6月20日 ロボット面)
梶原洵子
梶原洵子 Kajiwara Junko 編集局第二産業部 記者
不動産会社が自前で警備ロボットを持つ狙いとは?不動産の価値を高めたり、警備会社に支払う毎月の金額が変わったり、ロボット次第で別の仕事をしてもらったり・・・。いくつかの変化がありそうです。

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