動画必見!刃物や割れたガラス瓶などをつかめる万能ロボットハンド
東北大が開発、把持対象の形に変化
東北大学大学院情報科学研究科の多田隈建二郎准教授と藤田政宏大学院生らは、刃物や割れたガラス瓶などをつかめる万能ロボットハンドを開発した。ハンドが把持対象の形に応じて柔軟に変形する。表面を耐刃防護生地で覆い、軟らかさと頑丈さを両立させた。災害現場のがれきの把持や、破損し鋭利になったバルブの操作などに提案していく。
ハンドの柔軟さは「ジャミング転移」という現象を利用した。ハンドの内部に粉体を詰め、空気を抜いて圧縮すると粉粒がかみ合い硬くロックする。
空気を入れると粉粒同士の間に隙間ができ、さらさらと流れて柔軟に変形する。この変形ハンドの表面を耐刃生地で保護した。災害現場でのがれきの対処を想定し、ナイフへの耐傷性や有刺鉄線をつかんで運べることを確認した。
産業用ロボ向けに直径10センチメートルのハンドも作製。切削工具や産廃などのハンドリングに提案していく。
ハンドの柔軟さは「ジャミング転移」という現象を利用した。ハンドの内部に粉体を詰め、空気を抜いて圧縮すると粉粒がかみ合い硬くロックする。
空気を入れると粉粒同士の間に隙間ができ、さらさらと流れて柔軟に変形する。この変形ハンドの表面を耐刃生地で保護した。災害現場でのがれきの対処を想定し、ナイフへの耐傷性や有刺鉄線をつかんで運べることを確認した。
産業用ロボ向けに直径10センチメートルのハンドも作製。切削工具や産廃などのハンドリングに提案していく。
日刊工業新聞2018年6月15日