選手の「回転感覚」を数値化
レゾニック・ジャパンがスポーツ用品向け測定器発売。2kgまで対応可
レゾニック・ジャパン(横浜市緑区、川口卓志社長、045・530・3780)は、ボールやラケットなど2キログラム以内の軽いスポーツ用品の慣性モーメントを測れる測定器「レゾニック2K」を発売した。回転の変化のしやすさである慣性モーメントを測り、選手の“回りやすい”という感覚を数値化する。スポーツ用品を開発する場面などで利用を見込む。価格は仕様に応じて個別に見積もる。年間10台の販売を目指す。
測定対象物をさまざまな角度でレゾニック2Kに乗せ、各姿勢の固有振動数を計測すると、重心の位置と3軸の慣性モーメントを測定できる。これらの情報があれば、どのような力が加わると、どのような動きをするかを把握できるという。
川口社長は「シミュレーションではなく、実際のモノを使って正確なデータをとりたいという需要は多い。2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、多くの種目で役に立ちたい」と話している。
測定は2キログラム以内の用具が対象。従来、スポーツ用品の測定に特化した「レゾニック25K」を展開しているが、25キログラム程度の重さを必要としている。
測定の受託サービスも展開する。価格は測るモノによって個別見積もり。年間100件の受託を見込む。
測定対象物をさまざまな角度でレゾニック2Kに乗せ、各姿勢の固有振動数を計測すると、重心の位置と3軸の慣性モーメントを測定できる。これらの情報があれば、どのような力が加わると、どのような動きをするかを把握できるという。
川口社長は「シミュレーションではなく、実際のモノを使って正確なデータをとりたいという需要は多い。2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、多くの種目で役に立ちたい」と話している。
測定は2キログラム以内の用具が対象。従来、スポーツ用品の測定に特化した「レゾニック25K」を展開しているが、25キログラム程度の重さを必要としている。
測定の受託サービスも展開する。価格は測るモノによって個別見積もり。年間100件の受託を見込む。
日刊工業新聞2018年5月31日