トヨタ九州、異例の営業出身社長・金子達也氏「化学反応が起きるかも」

レクサスNXが好調!年産台数は09年以降最高へ

 「これまでの高い品質に加え、顧客目線で開発も進めたい」。高級車「レクサス」の主力生産拠点、トヨタ自動車九州社長に6月19日付で就任した。トヨタ自動車時代の2003年、レクサスブランドの国内導入に実務責任者として奔走した。その後もダイハツ工業のエンジン開発拠点の久留米開発センター立ち上げに携わるなど「九州には縁を感じる」と感慨深げ。

 生産子会社のトップに営業出身者が就くのは異例だが「高級車にはマーケティングやブランド力が求められる。来春には開発も始まる。さまざまな提案は九州のプレゼンス(存在感)を高めるし、化学反応が起きるかも」と意に介さない。無趣味と言いながらゴルフは楽しむ。ただ「スコアは悪い」と苦笑い。
 (聞き手は北九州支局長・大神浩二)
 

<略歴>
76年(昭51)一橋大経卒、同年トヨタ自動車販売(現トヨタ自動車)入社。05年常務役員、11年ダイハツ工業取締役専務執行役員、13年代表取締役副社長。愛知県出身、62歳。



「NX」効果で2015年度の生産台数は35万台超を計画


 トヨタ自動車九州(福岡県宮若市、金子達也社長、0949・32・5151)は、2015年度生産台数見込みを35万台超(14年度は約31万9000台)に設定した。同時に従業員数も9330人(正社員は7400人)と過去最高に達した。

 14年8月に生産を始めた「レクサス NX」が国内や北米で好調。また15年秋に「同RX」のモデルチェンジも控えている。「新車効果で35万台を超えることは間違いない」(二橋岩雄会長)という。同社は07年度にピークの44万3000台を生産したが、リーマン・ショックや中国市場の販売減の影響を受け、同年度以降では09年度の33万7000台が最高だった。

日刊工業新聞2015年07月09日 自動車面

三苫 能徳

三苫 能徳
07月09日
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トヨタ九州は九州製造業のけん引役。開発にも舵を切る中で、より地場企業との関係性を深めてほしいです。

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