富士フイルムは８日、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真を、スマホ感覚で操作してプリント注文できる店頭受付機「ワンダープリントステーション」の販売を始めると発表した。タッチやスワイプ操作で写真の拡大縮小や文字入力などができる。スマホに慣れた若年層のプリント需要を取り込む。初年度１万台の販売を目指す。

　スタンプ入力や手書き入力ができるほか、数ある写真を点数付けして写りのいいものを自動で選び出す機能を搭載した。複数の写真を組み合わせて１枚にするサービスや、写真をアルバムにするサービスなどに対応する。また年内に、写真プリントなどの体験ショップをスペインに出す。すでに出店している中国、フィリピン、コロンビアを含めてグローバルで写真プリント需要を喚起する。