「夢のかけ橋に」、ボーイング787が中部国際空港に寄贈

展示方法は未定

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寄贈式典に臨んだマフェオ社長(右から2人目)、友添社長(左から2人目)、大村秀章愛知県知事(左端)、河村たかし名古屋市長(右端)
 米ボーイングが中部国際空港に寄贈した中大型旅客機「787」の飛行試験初号機(ZA001号機)の寄贈式典が7日、同空港で開かれた。787は機体の35%を三菱重工業、川崎重工業、富士重工業の中部地域の工場で製造。寄贈には「里帰り」の意味が込められており、同空港は展示方法を今後検討していく。

 787は機体構造の約半分に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が使われ、アルミニウム主体だった航空機を大きく変えた機体として知られる。6月末時点で1095機を受注し、292機を納入済み。飛行試験2号機と同3号機は米国内の博物館に寄贈されており、米国外には初の寄贈となった。

 式典には重工関係者や行政関係者ら140人が参加。ボーイング・ジャパンのジョージ・マフェオ社長は「初号機が、名古屋に里帰りすることは適切。お疲れさまでした」とあいさつした。中部空港の友添雅直社長は、「空に対する皆さんの夢、思いをつなぐ架け橋になってほしい」と話した。

 **どうなる展示方法?

 一方、今後の展示方法についてはまだ決まっていない。友添社長は「当空港内で展示する。関係者の方々の知恵を借りながら、長く愛される展示を考えていきたい」と話すが、展示開始の時期や方法についてはこれからだ。
 
 折しも、愛知県が県営名古屋空港(豊山町)の隣接地に別の展示施設を建設することを決めたばかり。同施設には零式艦上戦闘機(ゼロ戦)や国産初の旅客機「YS―11」、現在開発中の「MRJ」などが展示されることになっている。

 787の初号機をどう効果的に展示するか、中部空港の方針に注目が集まっている。

日刊工業新聞 2015年07月08日 機械・ロボット・航空機面記事を加筆・修正

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ぜひともインパクトのある展示にしてほしいと思います。

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