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新幹線の携帯不通解消へ。JR東日本がトンネルに中継施設

通信3社と連携
 JR東日本はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの通信事業者3社と連携して新幹線トンネル部の携帯電話不通区間解消を推進する。2018年度は群馬県と新潟県の上越新幹線、青森県の東北新幹線、長野県の北陸新幹線で工事を実施する。国の補助金を活用してトンネル内に中継施設を設置し、移動中の利便性向上を図る。

 これまでも順次、不通区間の解消に取り組んできた。直近では岩手県・青森県の東北新幹線、群馬県・長野県の北陸新幹線の各区間で完了。31日の始発からサービスを始める。

 これにより北陸新幹線は東京駅から上田駅(長野県)手前までトンネル内の携帯電話サービスが利用可能。18年度内に飯山駅(同)まで範囲が広がる。

 東北新幹線は東京駅から八戸駅(青森県)手前まで利用可能となり、18年度内に七戸十和田駅(同)手前まで拡大する。上越新幹線は東京駅から上毛高原駅(群馬県)まで利用可能だが、18年度内に越後湯沢駅(新潟県)まで延び、新潟県内でも利用可能区間が広がる。
日刊工業新聞2018年3月29日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
実家が小松なので最近は北陸新幹線を利用することが多くなった。トンネルが多いので仕方ないがとにかくネットがつながらない。特に上田から先。

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