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中部電とIIJが家庭向けIoTサービス、スマホで家電操作

 中部電力は家庭向けIoT(モノのインターネット)サービスの新会社を、インターネットイニシアティブ(IIJ)と共同で4月に設立する。家の中のデバイスから得た情報を用いてスマートフォンで自宅や家族の状況確認や家電操作などを行うサービスを提供する。両社のIoT技術を融合し、顧客の生活の利便性や快適性向上につなげる。

 新会社の資本金は1億円。本社は東京都千代田区に置く。社名や社長は今後決める。家に設置したスマートメーター(通信機能付き電力量計)やウェブカメラ、温湿度センサー、玄関のモーションセンサーなどとIoTゲートウェイをケーブルや無線で接続。スマートフォンに情報を送信して状況を確認できる。外出先から室温を確認してエアコンを操作することなども可能にする。
日刊工業新聞2018年2月13日
八子知礼
八子知礼 Yako Tomonori INDUSTRIAL-X 代表
新会社設置してやるとは思い切ったせ施策。2社のみならず様々な企業を巻き込んでのプラットホーム化を目指すが故の新会社設置とみえる。IoT機器を導入するだけではうまく行かないスマートホーム領域に、どれだけ豊富でエンドユーザにメリットあるサービスを提供できるかが成功の鍵。

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