お茶をしながら健康づくりもどうぞ―。兵庫県尼崎市に７月１日、調剤薬局とカフェの複合施設が誕生する。地元で調剤薬局を運営するファインメディコム（兵庫県西宮市、渡部弘一社長、０７９８・３９・７１９８）とタニタ（東京都板橋区）が組み、健康支援サービスを提供するとともに地域の交流の場としての利用を見込む。

　施設の１階に調剤薬局が入居し、２階のカフェでは低カロリーのスイーツやコーヒーなどタニタのメニューを提供。同社の体組成計や血圧計も設置し、無料で使える。計測結果をもとに管理栄養士などのカウンセリングが受けられる。希望者には通信機能を搭載した同社の活動量計を２０１６年３月末まで無料で提供。体の状態や運動量などをウェブ上で見える化するサービスを通じ計測データをパソコンやスマートフォンで確認できる。１年間で２０００人の利用を目指す。

　近隣には病院が開設を控え調剤薬局も集結。ファインメディコムの渡部社長は「カフェ機能を活用し人の交流を促したい」と差別化を狙う。