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血糖値を下げるインスリンの分泌、ココナツのにおいで活性化

 血糖値を下げるインスリンの分泌が、特定のにおい物質に反応して活発化することを東北大学などの研究チームが突き止め、英電子版科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。糖尿病の新しい治療薬開発につながる可能性があるという。東北大の山田哲也准教授らは、膵臓(すいぞう)でインスリンを分泌する細胞に、鼻の神経にある「嗅覚受容体15」が存在することを発見。この受容体が、ココナツなどに含まれるにおい物質「オクタン酸」を感知すると、インスリンの分泌を促すことが分かった。

日刊工業新聞2018年1月26日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
ココナツの独特のにおいに血糖値を下げる可能性が。

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