緊急単独インタビュー!ユニキャリアHD・志岐彰社長兼CEO

売却先はニチユ三菱。リストラは?「必要ないだろう。ブランドを残す以上、販売面でも人手は必要」

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志岐社長兼CEO
ユニキャリアHDの志岐彰社長兼最高経営責任者(CEO)が29日、単独インタビューに応じた。
 
 ―売却先はニチユ三菱なのですか。
 「正式決定ではないが、その方向性だと聞いている。革新機構が7月中に正式に決めるだろう」
 
 ―売却先への条件に製品ブランドの維持を挙げたそうですが。
 「革新機構にはどちらに売却しても維持してほしいとお願いしていた。ブランドを統合するのはロスが大きく、残した方がプラスになる。ブランドが残る以上、販売面で競合することはある」
 
 ―リストラをしない条件提示だったそうですが、リストラは必要ないのですか。
 「本格的な議論はこれからだが、必要ないだろう。こちらも人手が足りないぐらいで、先方も工場再編をすでにしている。ブランドを残す以上、販売面でも人手は必要だ」
 
 ―新興国市場の開拓戦略は。
 「まだ詳細な打ち合わせをしておらず、これからだ。当社は中国の新興メーカーを買収した。ニチユ三菱は現地ブランドを持っていないそうなので、活用する重要性は高まる」
 
 ―フォークリフト業界の発展には、再編による規模拡大は不可欠ですか。
 「株式公開して独り立ちするという選択肢も当初はあった。だが、豊田織機のように研究開発するには、規模が不可欠。現状は排出ガス規制の対応で手いっぱいのところがある。将来的には無人化技術も必要になる」

日刊工業新聞2015年06月30日 深層断面より

COMMENT

明豊
執行役員デジタルメディア局長 DX担当

産業革新機構の出口戦略は最初から一貫していた。より良い条件を提示した企業へ売却するというもので外国企業を排除していなかった。その条件なら高い価格を提示していた独キオンが売却先になるはず。しかし中国資本が入るキオンへの売却を懸念する政府の意向が働いたのは間違いない。結果、買収価格もかなり上がった。産業革新機構は30日付で日産自動車志賀副会長が会長兼CEOになるが、今回の件が出口戦略を控える半導体大手ルネサスのディールにどのような影響を及ぼすか。

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