【今週のリケジョ小町】自分の好きな化学の知識を生かせるモノづくり
オリジン電気株式会社 白石 有沙さん
**ハンダ付け装置の開発
オリジン電気の白石有沙さん(26)は、パワーデバイスなど向けのハンダ付け装置「真空ソルダリングシステム」の開発に携わる。入社から4年間、地道な研究が実を結び、ハンダ付け部のボイド(空洞)レス、ハンダ飛散ゼロが特徴の装置が完成。「長かった。今はホッとした気持ち」と振り返る。
「化学が好きで、東海大学理学部化学科を卒業しました。研究室では金属触媒による環境汚染物質の分解を学び、その中で水質改善を担当しました。副専攻では金属学やセラミックス材料学などを勉強しました。現在の仕事である『真空ソルダリングシステム』のハンダペーストに含まれる成分やハンダ付けの研究では大学で学んだ知識を生かせています。ハンダ付け条件の最適化は難しかったですが、地道に取り組みました」
「自分の好きな化学の知識を生かせるモノづくりに携わりたいとの思いで、メーカーを中心に就職活動をしました。オリジン電気は4事業部あり、事業部ごとに専門性があります。現在研究しているハンダ付けだけではなく他の分野にも挑戦してみたいです」
「研究開発室は17人中4人が女性です。一人ひとりが黙々とテーマに取り組んでいて、週に1度、報告会をします。大学は研究の進め方の土台が固まっていましたが、仕事は実験手法や計画を自分で組み立てなければならず、難しさを感じました。研究では信頼できるデータの蓄積が大事だと考えています。結果に直接関係ないと思えるような細かいこともデータに残します。これは先輩に教えてもらったことで、全体を見た時に重要なポイントだと気付きました」
「休日は一手間かかる料理に挑戦。アイデアが行き詰まった時に料理をすると頭がリセットされ、ポンッと新しいひらめきが得られます」
オリジン電気の白石有沙さん(26)は、パワーデバイスなど向けのハンダ付け装置「真空ソルダリングシステム」の開発に携わる。入社から4年間、地道な研究が実を結び、ハンダ付け部のボイド(空洞)レス、ハンダ飛散ゼロが特徴の装置が完成。「長かった。今はホッとした気持ち」と振り返る。
好きな化学の知識を生かせる
「化学が好きで、東海大学理学部化学科を卒業しました。研究室では金属触媒による環境汚染物質の分解を学び、その中で水質改善を担当しました。副専攻では金属学やセラミックス材料学などを勉強しました。現在の仕事である『真空ソルダリングシステム』のハンダペーストに含まれる成分やハンダ付けの研究では大学で学んだ知識を生かせています。ハンダ付け条件の最適化は難しかったですが、地道に取り組みました」
「自分の好きな化学の知識を生かせるモノづくりに携わりたいとの思いで、メーカーを中心に就職活動をしました。オリジン電気は4事業部あり、事業部ごとに専門性があります。現在研究しているハンダ付けだけではなく他の分野にも挑戦してみたいです」
細かいこともデータに
「研究開発室は17人中4人が女性です。一人ひとりが黙々とテーマに取り組んでいて、週に1度、報告会をします。大学は研究の進め方の土台が固まっていましたが、仕事は実験手法や計画を自分で組み立てなければならず、難しさを感じました。研究では信頼できるデータの蓄積が大事だと考えています。結果に直接関係ないと思えるような細かいこともデータに残します。これは先輩に教えてもらったことで、全体を見た時に重要なポイントだと気付きました」
「休日は一手間かかる料理に挑戦。アイデアが行き詰まった時に料理をすると頭がリセットされ、ポンッと新しいひらめきが得られます」
日刊工業新聞2017年1月15日