今年度の「五つ星ひょうご」選定商品決定!

地域の特性を生かした地元商品、ブランド化への挑戦

 ひょうご五国(摂津・播磨・但馬・丹波・淡路)の産品の中から、「地域らしさ」に加えて、新規性やオリジナリティなどの「創意工夫」が施された逸品を、統一ブランド名「五つ星ひょうご」として選定し、発信することを兵庫県及び公益社団法人 兵庫県物産協会は取り組んでいる。

 今年度の選定商品が決定し、応募件数合計157品(食品131品、食品以外26品)から、 87品(食品76品、食品以外11品)が選定された。マスコミ・バイヤー向け内覧会は平成30年3月23日(金)神戸サンボーホールにて開催予定だ。

 食品部門では「オリジナルの製法は瓶入り炭酸珈琲としては世界初」で、「黒ビールのような泡持ちを実現する為に、濃度や甘みの調整、珈琲の調整を繰り返した」という「珈琲焙煎工房 みさご珈琲の「炭酸珈琲 玄武 HONEYGOLD(CRAFTDRAFT COFFEE GEMB)」や、「丹波・篠山のイノシシは屈指の味と品質を誇る。また猪肉は老化抑制効果たっぷり」と言う株式会社おゝみやの「猪ジャーキー」などが。

 非食品部門では、兵庫県の地場産業でもあり伝統的工芸品に指定された播州そろばんの素材と技術を生かした幼児用知育木具株式会社ダイイチの「そろたま カチャット」、地下足袋をつっかけにした株式会社 高砂産業の「wamon つっかけ地下足袋」など、他にもカニ、山の芋など特産品を活用した地域の顔が見える商品、播州織やケミカルシューズなど全国に誇る技術を生かした商品、姫新線パッケージの揖保乃糸など、デザイン性に長けているものが選ばれた。多種多様な商品が選出された。

 株式会社高砂産業の代表取締役・加古陽一氏は「過去の日本経済不況下では、品質・デザイン等の独自性よりも安価な物を求める傾向があり、各メーカーは生産拠点を中国等海外へシフトしてきた。その折、当社は量産物を避け、技術力を生かした高品質の製品のみで販路を模索したが、売上減少は避けられなかった」と当時を振り返る。

 「現在、中国情勢の変化にともない、各メーカーは徐々に国内生産に切り替える傾向があり、顧客ニーズも単に安価なものより独自性に特化した趣向の商品がもてはやされる時代となった。そこで弊社は、日本の伝統的な履物である地下足袋を国内3社しかできない製法、バルカナイズ製法(※)で生産し、現代風にアレンジしたデザインで、新しくブランドを立ち上げ販売するようになった。

 近年地下足袋は世界中のクリエーターに称賛されている履物になっており、海外からの問い合わせも非常に多くなっている。また地下足袋による身体への効果も評価されつつある。この地下足袋をもっともっと皆様に知らせていきたい」とコメント。
 
 (公社)兵庫県物産協会も「地域食材を生かした新たな特産品や現代のデザインを取り入れた伝統工芸品、世界に誇る技術を活かした商品など、より兵庫らしい商品を増やしていきたい。また、県内外でのPRをはじめ、SNSやオンラインショップの活用等により、全国へ魅力を発信し、さらなるブランド浸透に取り組んでいきたいと考えている」と、来年度も引き続き意欲的に発信していく考えだ。
 
 自治体が公式に商品を選定し、全国に発信することにより観光・物産振興を図る取り組み(ブランド化)は多く行われている。商品は商標登録した時にブランドが成立するのではなく、品質と地域を保証する基準を設定し、消費者からの高い評価を得たとき初めてブランド化する。

 「五つ星ひょうご」認定商品はどうだろか。実際手に取り、使ったり味わったりしてみないとその良さは分からない。兵庫訪問の際や、物産展などの際にはぜひ手にとって、その取り組みの1つの結果を確認してみたい。

*バルカナイズ製法とは*
吊り込み済みのシューズを金型にセットし、加硫缶(バルカナイザー)の中で加熱して加硫圧着しながら同時に本底を成型します。原料ゴムに混ぜた硫黄が加熱により化学変化を起こし、丈夫で弾力性のあるゴムに変化します。 ゆっくりと時間をかけて加熱していくため底とアッパーの結合が強く、底はがれの心配が少なくなります。また、接着と成型を同時に行うため無理がなく形くずれが少なくなります。
昨年話題の陸王は、セメンテッド製法で一般的なシューズの製法です。



メトロガイド
五つ星ひょうご

大庭 雅生

大庭 雅生
01月11日
この記事のファシリテーター

メトロガイドでは「五つ星ひょうご」(大徳醤油さんの「ほたるいか魚醤」、ブンセンさんの「初摘み実山椒」、イロハジャパンさんの「川西金時いちじくワインジャム」、六甲味噌製造所さんの「鯛味噌」、「小田垣商店」さんの蒸し黒豆ドライパック)とコラボさせていただいたレシピを提案中! 次回は3月5日発行になります。時期が終わってしまい購入は来年になりますが、初摘み実山椒は痺れが少なく、薫り高い一品で感動しました。認定されるだけはある……!!と思った次第です。

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