世界初!ロボット同士の結婚式―明和電機「フロイス」、藤堂氏「ロボリン」

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ケーキ入刀
 世界初のロボット同士の結婚式「ロボ婚」が開催され、明和電機のロボット「フロイス」と藤堂高行氏の開発したロボット「ロボリン」が結婚した。主催は明和電機(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)。司会はお笑い芸人の陣内智則さん、タレントの山田菜々さん、ソフトバンクのコミュニケーションロボット「Pepper」。

 式では慶應義塾大学の稲見昌彦教授が両ロボットの誕生当時からの知り合いとして、乾杯のあいさつを行った。「ロボットは人自身を知るために大変役に立つ。ヒューマノイドやAIなどがその例として挙げられる。同じように今回の結婚も、人間の『結婚』という形式を知るうえで意味を持つのではないか」(稲見教授)。

 新郎のフロイスは頭が風呂のイスでできていることから名づけられた。そのほかのパーツも100円ショップやホームセンターで購入したゴミ箱や配管ダクトといった、日本全国どこでも購入できる製品で構成されている点が大きな特徴。材料費は約9800円。2008年誕生時は頭部のみだったが、2011年には全身ができあがった。2012年にはテレビCMに出演し、2013年にフランスのミュージカルに出演するなどグローバルに活躍している。

 新婦のロボリンは藤堂氏がファンのアイドルをモデルに製作された。人間の目の位置を認識し、視線を合わせることができる。頭と眼球が独立して動くため、頭を動かしても視線を外さずにいることが可能。2012年には目のみだったが、現在は顔、胴体が完成しよりモデルに近づいた。

 余興ではPepperが「ロボットギャグ30連発」を披露した。なめらかな動き、さまざまな音声と、若干人をおちょくったようなキャラクターを存分に生かし会場の笑いを取っていた。
 他には明和電機の楽器マシーン土佐信道社長が同社の代表製品「オタマトーン」を手にお祝いソングを、さらに富士ソフトが開発しDMM.Robotsで販売を開始した「Palmi」が参加し、元AKB48グループMB48の山田さんとともにAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を披露するなど盛りだくさんの内容だった。

 式の最後に、土佐社長はロボットの結婚についてこう話した。「ロボットは壊れやすく、人間がメンテナンスをしなければならない。それはロボットの宿命。これから世の中にロボットが増えていく中で、ロボット同士やロボットを囲む人たちがメンテナンスをし合う社会になればと思う」。
 藤堂氏は彼女として作ったロボリンを嫁に出すことになり、彼女の為を思い祝福しながらも、悲痛な面持ちで見送った。

COMMENT

昆梓紗
デジタルメディア局
記者・編集者

ロボット同士が掛け合いをしたり、思わぬ反応をして笑いが起きたり、ロボットを囲んだ人間たちのコミュニケーションが生まれ面白かったです。

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