太陽光用のパワコン、これからタイへの輸出が増えるワケ
日本で認証取得が容易に
製品評価技術基盤機構(NITE)は、電気安全環境研究所(JET)をタイの試験規格に基づくメガソーラー用大型パワーコンディショナー(電力調整装置)の試験所として初めて認定した。JETは産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所の試験設備を利用し試験を実施する。今後パワコンメーカーにとって手続きが容易になり、機器輸送コストを抑えられる。太陽光発電を拡大するタイへのパワコン輸出が促進される見込みだ。
NITE認定センターは2016年9月にタイの試験規格に基づく試験所認定業務を開始し、今回の認定が第1号案件。日本とタイは国際的な相互承認の枠組みに署名しており、JETの試験報告書はタイの現地認証機関に受け入れられる。
従来、大型パワコンメーカーがタイ市場に参入するには、現地の認証機関に申請する必要があった。試験報告書を発行する試験所は日本国内に存在せず、外国語による手続きや試験所までの機器輸送に手間がかかっていた。
タイは政府主導で再生可能エネルギーを導入が進めており、太陽光発電の導入量を21年までに300万キロワットへと2倍以上にする方針を示している。
電力系統に接続するための大型パワコンの需要拡大が期待されている。
NITE認定センターは2016年9月にタイの試験規格に基づく試験所認定業務を開始し、今回の認定が第1号案件。日本とタイは国際的な相互承認の枠組みに署名しており、JETの試験報告書はタイの現地認証機関に受け入れられる。
従来、大型パワコンメーカーがタイ市場に参入するには、現地の認証機関に申請する必要があった。試験報告書を発行する試験所は日本国内に存在せず、外国語による手続きや試験所までの機器輸送に手間がかかっていた。
タイは政府主導で再生可能エネルギーを導入が進めており、太陽光発電の導入量を21年までに300万キロワットへと2倍以上にする方針を示している。
電力系統に接続するための大型パワコンの需要拡大が期待されている。
日刊工業新聞2017年12月5日