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史上最大の技能五輪全国大会、25日から競技開始

 「第55回技能五輪全国大会」が24日、栃木県で開幕した。同県での開催は初。今回からは、国際大会の正式種目である「移動式ロボット」が競技に加わり全42職種で熱戦を繰り広げる。参加する若手技能者は1337人で「史上最大規模だ」(技術委員長を務める岡部眞幸職業能力開発大学校教授)。

 同日、栃木県体育館(宇都宮市)で開かれた開会式では、大会会長を務める栃木県の福田富一知事は、モノづくりを取り巻く環境が世界的に激変を続ける中「若年者の技能向上を図り、モノづくりが尊重される社会の実現を目指す技能五輪は、モノづくり日本の競争力につながる」とあいさつ。岡部教授は「自らの技を信じて、競技に全力で挑み、大きな糧を得てほしい」とエールを送った。

 最後に栃木県選手団の工藤慶大選手(メカトロニクス)とチュン・キクシマ・フロル・ユミコ選手(レストランサービス)が、ステージで選手宣誓し、式は幕を閉じた。

日刊工業新聞2017年11月25日
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
開会式では、地元栃木の中高生らによる歌や琴の演奏、ダンスなどが披露され会場を盛り上げました。若い世代の躍動感が伝わってくる開会式でした。25日から本格的に競技が始まります。底冷えする宇都宮ですが、寒さを吹き飛ばすほどの熱戦が楽しみです。選手の皆さんには、実力を存分に発揮してほしいと思います。

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