画像撮影だけじゃない!五洋建設、水中建造物の点検・診断ロボ開発

肉厚測定、打音検査機能もできるんです

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 五洋建設は水中の構造物を効率的に点検、診断する水中調査ロボット(写真)を開発した。調査箇所の画像撮影だけではなく鋼材の肉厚測定などの機能を有し、より詳細な点検が可能。潜水士による調査が難しいダム堤体などの水中構造物での活用を見込む。当面は技術精度を高めていき、ダムのほか港湾構造物などでも活用できるようにする。

 このロボットは計測用の光学カメラや音響カメラによる画像撮影機能に加え、調査箇所を清掃した上で鋼材の肉厚測定やコンクリートの打音検査を行う機能を持つ。計測データはリアルタイムでパソコンに取り込み可能。調査後に詳細に解析し、構造物の状況を評価できる。水深150メートルの水圧に対応できる。

 2014年度に国土交通省が実施した現場実証試験で、同ロボットは「早期の事業化に期待する」と評価された。15年度も国交省の事業に参加し、ダムの堤体やゲート設備などを対象に実証する。
 将来はさまざまな水中の構造物に適用できるように技術の汎用性を高める。従来の水中調査ロボは構造物の状況把握のため、画像撮影に特化したものがほとんどだった。

日刊工業新聞2015年06月22日 機械・ロボット・航空機面

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昆梓紗
デジタルメディア局
記者・編集者

インフラ点検ロボはドローンをはじめ画像撮影ができるものは多いですが、詳細な検査までできるものはほとんどありません。活躍を大いに期待。

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