三井住友銀、融資先の決算書データをAIで自動処理

異なるフォーマット、ルールに合わせた勘定科目に読み替え入力

 三井住友銀行は2018年度に、融資先の決算書の読み取り作業に人工知能(AI)を導入する。融資先によって決算書のフォーマットが異なっていても、AIを使って読み取れるようにする。読み取り後に同行のルールに合わせた勘定科目に読み替えて入力するまでの一連の作業で自動化を進める。将来は、一連の作業にかかる人手を半減することを目指す。

 17年度から試験的に導入して効果を確認した。今後、AIと人手の作業の分担を決めた上で業務フローに組み込んで18年度中に本格導入する。

 現状は、各営業店から入力センターに送られた融資先の貸借対照表や損益計算書を、同行のルールで勘定科目を読み替えた上で、手作業でデータ入力している。帳票のフォーマットの違いにより作業に負担がかかっている。

 ミスを防ぐために入力項目をつきあわせるなど二人一組で作業しているが、将来は一人をAIに置き換えることを目指している。AIの判断や作業をチェックするために人手による作業を一部で残す。自動化によって浮いた人手は付加価値の高い作業に活用する。

日刊工業新聞2017年10月4日

池田 勝敏

池田 勝敏
10月04日
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将来は他行が行う一連の作業を受託することも視野に入れている。同行では、コールセンター対応やマネーロンダリング対策などで、業務の効率化や高度化のためにAIの導入を進めている。

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