中部の産学官組織とドイツ・ハンブルクの航空産業が連携へ

パリショーで覚書、「BtoBイベントの企画」、「サプライヤー発展の促進」など4分野で

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航空宇宙産業の振興で協力する覚書を締結
 【パリ=杉本要】日本の中部地域とドイツ・ハンブルクの航空宇宙産業が相互連携に向けた動きを加速する。中部の産学官でつくる連携組織2者とハンブルクの産業団体が16日(現地時間)、開催中の「パリ国際航空ショー」で地域間の産業振興に関して協力する覚書を結んだ。今後の市場拡大が予想される中、航空宇宙産業の振興を後押ししそうだ。

 覚書を結んだのは、中部航空宇宙産業技術センター(名古屋市中区)、グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ協議会(GNIC、名古屋市中村区)、ハンブルクアビエーションの3者。「企業間(BtoB)イベントの企画」、「サプライヤー発展の促進」など、四つの活動で連携することを確認した。まずは企業情報の交換などから始め、両地域間のビジネス拡大を目指す。

 ハンブルクには、欧エアバスの最終組立工場や独ルフトハンザ系の整備工場などがあり、300社以上の中小企業も集積する。川口文夫GNIC会長(中部電力相談役)は「航空機産業には受注の大小に波があり、国内市場だけでは苦しい時が来る。企業の結びつきを深める手がかりになってほしい」と話した。ハンブルクアビエーションは、欧州13カ国34団体が加盟する航空産業クラスターの事務局機能も担っている。中部航空宇宙産業技術センターは、中部と欧州全体の連携強化にもつながると見ている。

 <エアバス小型機「A320」−ピーチ、3機購入>

 【パリ=杉本要】ピーチ・アビエーションは16日(現地時間)、欧エアバスの小型機(単通路機)「A320」を3機購入すると発表した。ピーチは現在、リース調達したA320を14機運航。2015年度末までにさらに3機の導入を決めている。井上慎一最高経営責任者(CEO)は「12年の就航以来、A320を運航してきた。効率性や信頼性に優れている」とコメントした。

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明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

中部は自動車といいますます産業集積力と国際競争力が増していく。

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