中国で日本式カレーの人気高まる!?―ハウス食品、中国でカレー拡販

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大連工場稼働を機に日本式カレーを拡販
 ハウス食品グループ本社は、中国でのカレー販売を積極化する。業務用・家庭用カレーを生産する上海工場に次いで、2倍強の生産能力を持つ大連工場が2014年9月に稼働。合計で3倍強になった供給能力を武器に、スーパーやコンビニエンスストア、イベント会場などを通じて大衆食として日本式カレーをPRする。中国のカレー事業売上高は13年度22億円から14年度は約5割増の35億円と大きく伸びており、15年度はさらに48億円を目指す。

 ハウス食品は日本スタイルの“カレーライス”普及を目指し、97年に上海へレストランを出店。01年にはレトルトカレー、04年にはルウカレーをそれぞれ発売した。中国で生産販売するカレーは日本の「バーモントカレー」を参考に、黄色味を強め、中国人好みのスパイスを入れるなど現地仕様にしている。
 スーパーやイベント会場での試食会、料理教室、業務用での拡販など粘り強いPR活動が功を奏して知名度も徐々に高まっており、日本食の安全・高品質イメージも追い風に拡販する。

 大連工場は建屋面積8867平方メートル。具体的な生産能力は公表していない。上海工場が家庭用、業務用商品ともに生産するのに対し、大連工場は家庭向けの「百夢多カレー(バーモントカレーの中国版製品)」などに特化し、中国市場の旺盛な需要の伸びに対応する。

 カレーはアジア圏で一般的な料理だが、インドやタイのカレーは長粒米向けに水っぽくて辛いものが多く、トロミやコクが特徴の日本式カレーとは違いがある。
 同社では「中国や韓国は、日本と同じ短粒米の食文化のため、日本式のカレーが向く」(浦上博史社長)と見ている。

日刊工業新聞2015年06月17日 建設・エネルギー・生活面

COMMENT

昆梓紗
デジタルメディア局DX編集部
記者

上海のレストランで「日本式」カレー食べました。けっこうおいしかったです。現地でも人気で、普通に生活に溶け込んでいました。

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