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スバル「水平対向エンジン」の進化へ、まず改革するものは?

東京事業所に食堂棟を新設
スバル「水平対向エンジン」の進化へ、まず改革するものは?

来年北米に投入する同社最大サイズのSUVコンセプト車

 SUBARU(スバル)は東京事業所(東京都三鷹市)内に食堂棟を新設する。9月上旬に着工し、2018年3月の完成を目指す。同事業所は水平対向エンジン、変速機など基幹部品のパワーユニットの開発拠点で、開発強化の一環で技術者の数が年々増えている。食堂利用者の増加で手狭になった食堂を刷新し、従業員の利便性や業務効率の改善などにつなげる。

 新設する食堂棟は、鉄骨造りの3階建てで、延べ床面積は約2970平方メートル。既存の食堂が入る事務棟の隣接地に建設。食堂のスペースを拡張して、利用者の増加に対応できるようにする。投資額は明らかにしていない。

 東京事業所の従業員数は1590人でスバル車に搭載するパワーユニット開発の技術者が大半を占める。同事業所ではエンジンや変速機などに加えて、今後、21年に投入予定の電気自動車(EV)など電動化技術の開発が本格化する。

 このため今後も同事業所に在籍する技術者の数が増えていく予定で、新しい食堂棟の整備が必要だと判断した。開発案件が増える中で技術者の働く環境を充実させることでより円滑に業務に取り組めるようにする。

 スバルは電動化や自動運転分野の研究開発体制を強化しており、18年3月期に試験研究費に過去最大規模の1340億円を投じる。
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
久しぶりに社食巡りをやってみようか。

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