ベトナム人大卒者を正規雇用する航空機部品メーカー、その狙いは?
ウラノ、人手不足を逆手に幹部候補として育成
ウラノ(埼玉県上里町、小林正伸社長)は、航空機エンジン部品などの生産や海外営業を拡充するため、ベトナムから大卒者を正規雇用する。年内にも現地の工業系大卒者らを約10人採用し、今後3年間で計30人程度にする計画。深刻化する人手不足を解消するため、親日的で若手労働力に恵まれたベトナムから大卒者の採用を決めた。本社工場は2020年にも社員約300人体制にし、1割をベトナム人で占める方針だ。
ベトナム人は当初工作機械オペレーターなどに充てる。まず生産現場を経験させ、優秀な人材は幹部候補として、海外の航空機・エンジンメーカーなどへの技術営業などの担当に育てる考えだ。
小林社長は「本来なら地元の若者をまず採用したいが(人手不足が深刻化しており)難しい状況。ベトナムには語学ができる積極的な若者が多く、登用も考えたい」としている。
ベトナム人は当初工作機械オペレーターなどに充てる。まず生産現場を経験させ、優秀な人材は幹部候補として、海外の航空機・エンジンメーカーなどへの技術営業などの担当に育てる考えだ。
小林社長は「本来なら地元の若者をまず採用したいが(人手不足が深刻化しており)難しい状況。ベトナムには語学ができる積極的な若者が多く、登用も考えたい」としている。
日刊工業新聞2017年8月25日