ボルダリングの滑り止め粉、原材料は卵の殻
佐賀のグリーンテクノ21が開発。殻の穴が汗を吸収しグリップ感向上
グリーンテクノ21(佐賀市、下浩史社長)は、卵殻を使ったクライミング用チョークを開発、11月に発売する。ボルダリングでの利用を見込む。同競技が2020年の東京五輪の正式種目に決まったことから競技人口の増加による需要拡大を予想。初年度1000万円の売り上げを目指す。
チョークは滑り止めとして使われる粉体。市場では欧米メーカーの製品が多いという。グリーンテクノ21は欧米品と同じく炭酸マグネシウムを用いるが医療分野で使われる粉体を配合するなどして手荒れを抑える。多孔質の卵殻を使うことで汗を吸収しグリップ感を高められるという。また価格を抑えて競争力を高める。
ブランド名を「つかむ」を意味する「GRASP(グラスプ)」とする。登る壁の難易度や体質で選べる3種類を製品化する。スポーツ用品店やジム、通販で取り扱う。
同社は卵殻を用いた製品のメーカー。においや湿気を吸収する「エッグウォール」やグラウンド用の白線などがある。17年1月期の売上高は約2億6000万円。下社長は「ブランドには未開の地を開拓したいという意味も込めた。東京五輪で使われたら」と期待する。
チョークは滑り止めとして使われる粉体。市場では欧米メーカーの製品が多いという。グリーンテクノ21は欧米品と同じく炭酸マグネシウムを用いるが医療分野で使われる粉体を配合するなどして手荒れを抑える。多孔質の卵殻を使うことで汗を吸収しグリップ感を高められるという。また価格を抑えて競争力を高める。
ブランド名を「つかむ」を意味する「GRASP(グラスプ)」とする。登る壁の難易度や体質で選べる3種類を製品化する。スポーツ用品店やジム、通販で取り扱う。
同社は卵殻を用いた製品のメーカー。においや湿気を吸収する「エッグウォール」やグラウンド用の白線などがある。17年1月期の売上高は約2億6000万円。下社長は「ブランドには未開の地を開拓したいという意味も込めた。東京五輪で使われたら」と期待する。
日刊工業新聞 2017年8月22日