東京のど真ん中に生息するホタルと、彼らに配慮しながら進む工事
戸田建設が手がける東京・九段の九段坂病院の移転工事は環境省から指導を受け、保護に取り組みながら工事を進めている。移転先の旧千代田区庁舎跡地に隣接した“牛ヶ淵”は江戸城の内堀の一つで、希少なヘイケボタルの生息地。
建設中の建物は千代田区の高齢者総合サポートセンターと九段坂病院が一体となった施設で地上14階・地下2階建て。正面は道路に面し、両隣は九段会館と千代田会館に挟まれ、牛ヶ淵に面した部分の境界は堀の石垣で「非常に珍しい」(戸田建設)という。
同淵のヘイケボタルは固有種とされ、ホタル以外にも貴重な生態系が残る。ホタルは夜間明るいと繁殖に支障を来すため、戸田建設は夜間作業で水面に照明が当たらないように工夫するなど保護に配慮している。完成後の夏には建物から涼やかなホタルの光を眺められそうだ。
建設中の建物は千代田区の高齢者総合サポートセンターと九段坂病院が一体となった施設で地上14階・地下2階建て。正面は道路に面し、両隣は九段会館と千代田会館に挟まれ、牛ヶ淵に面した部分の境界は堀の石垣で「非常に珍しい」(戸田建設)という。
同淵のヘイケボタルは固有種とされ、ホタル以外にも貴重な生態系が残る。ホタルは夜間明るいと繁殖に支障を来すため、戸田建設は夜間作業で水面に照明が当たらないように工夫するなど保護に配慮している。完成後の夏には建物から涼やかなホタルの光を眺められそうだ。
日刊工業新聞2015年06月16日 建設・エネルギー・生活面