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チンパンジーがじゃんけん学習、認知能力は人間の4歳児並み−京大発表

チンパンジーがじゃんけん学習、認知能力は人間の4歳児並み−京大発表

コンピューターを使ってじゃんけんを学習するチンパンジー(京大霊長類研究所提供)

 京都大学の松沢哲郎特別教授(比較認知科学)らの研究グループは、チンパンジーがじゃんけんを学習することを発見したと発表した。松沢特別教授は「チンパンジーには人間の4歳程度の認知能力があることが示された」としている。研究成果は10日、霊長類学の学術誌「プリマーテス」電子版に掲載された。

 研究グループは、チンパンジーの手の写真を編集し、コンピューター画面に「グー」と「チョキ」、「チョキ」と「パー」、「パー」と「グー」のいずれかを表示。チンパンジーが勝ちの方を選べば、チャイムが鳴り、リンゴや干しブドウのいずれかの食べ物がもらえる。14―38歳の7頭を対象に、1日144回の訓練を行った結果、平均で約100日間で5頭がほぼ完全に習得、残る2頭も70―80%程度の正答率を示した。

 一方、生後35―71カ月の人の子ども38人にも人の手の写真で同様の方法で行ったところ、4歳程度になるとじゃんけんを習得できることが分かった。
日刊工業新聞2017年8月11日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
じゃんけんのルールは習得したとのことですが、グーチョキパーを自分で出せるようにもなるのでは、と思います。

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