“ナノ”花畑で発電効率アップ

有機太陽電池の実現を引き寄せるか

アダム・スティグ博士らが作成したナノ花

 ナノ花咲くと太陽電池の効率アップ―。有機分子で花のような結晶を作ると光エネルギーの吸収効率が向上した。ナノメートルサイズ(ナノは10億分の1)の花が課題の多い有機太陽電池の実現をぐっと引き寄せるかもしれない。  物質・材料研究機構UCLAサテライトラボのジェシカ・ワング博士と、アダム・スティグ博士らは有機分子のテトラアニリンの結晶を基板から垂直に成長させることに成功した。ナノ花は光アンテナとして機能する。  垂直成長で結晶の密度が増し、さまざまな方向からの光を吸収できるようになった。スティグ博士は、「結晶性を保ったまま垂直成長させることが難しい。成長をうまく制限する必要がある」と説明する。一面のナノ花畑が作られれば、発電効率がさらに向上するはず。

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